このプロジェクト、イベントの企画/主催を行い、2日目のダイニングイベントでシェフも行う、というのは、実は、ちょっと負担を掛け過ぎ、と思っていたので、自分に余裕を持たせるためにも、最初は別のレストランでダイニングイベントを行う予定でした。でも、結局は、最初にMamiさんに会った時に、”私が料理作ります!”と言ったことが、現実化することになりました。不思議ですが、機会をいただいた、と思い、4品を手がけることになりました。
今回のように、4品、一品一品にテーマがあり、そのテーマに合わせて料理を作る、ということは初めての試みでした。
その4品のテーマとは、体、心、スピリット、繋がり、です♪
一品目、体。
この部分では、五感を使って楽しめるような、味、食感、色も全て異なるプレートを用意しました。
その日の朝に、ファーマーズマーケットで仕入れて来たとてもフレッシュな、味の濃いグリーンをサラダに使いました。グリーンの味をじっくり味わってもらうために、ドレッシングはマイルドな味のものを用意(オリーブオイル、レモンベース)。チリライム味のディハイドレーターで低温でゆっくりと48時間ほどかけて乾燥されたアーモンド、にんじんとアラメ(海藻)のきんぴら風(raw)、生のズッキーニとトマトとカラフルペッパーのサルサ乗せ。
二品目、心。
ここでは、スープを用意しました。小さい頃の朝食には、お手軽インスタントカップスープを飲んでいたことがありました。時に、缶に入ったスープもありましたが、今日は何のスープにしようかと、選ぶのが好きでした。そういった思い出もあり、また、Eternal Abundanceでスープを作ることを学び、たくさんの人にサーブするために、大きな鍋で、大量のスープを作る、ということが好きになりました。
季節のお野菜を使う、ということを大切にしているので、今回は、かぼちゃスープを選びました。
で、出来上がったスープはかぼちゃ、というより、野菜スープの味。他の野菜の味が少し強めに出ていたので、かぼちゃ入りの野菜スープ、ということにしました :)
とてもクリーミーになりました。
三品目、魂。
ここで用意したのは、rawピザ、rawビーツマリネとブラックレンティルのシンプルお塩煮。
自然との繋がりや偉大なる何か、というテーマで、私に浮かんで来たのは、種、風•火•土•水。
rawピザの生地は発芽させたひまわりの種とそばの実をベースにして作りました。そして、香草のペストに、乾燥させたトマト、人参と豆の新芽(pea shoot)を乗せました。
大きな甘いビーツは、シンプルにオリーブオイル、レモンと塩で味付けし、マリネ。このビーツは友達のファームより届けてもらいました。手で種を蒔かれ、きれいな水を使って、栄養がたっぷりある土で育ち、太陽の光を浴びながら、時には、風にもさらされて育ち、再び手を使って収穫されたビーツ。
昔は考えもしなかったけれども、どういう土で育つのか、どういう水が使われているのか、ということも考えるようになりました。それによって、できる農作物の味は全く異なるし、また、ファームダイレクトだと、なおさら味が違います。野菜達が生きているのを感じます。
ブラックレンティルのシンプルお塩煮。色にも感情だとか、意味があるのはご存知かと思います。黒という色には、自分のコアのパワーという意味もあるというのを聞いたことがあるので、自分自身のパワーと繋がるように、という願いも込めて、こちらは作らせていただきました。一晩浸水させたレンティルを、ガーリック、マッシュルーム、ペッパーとお塩で煮込み、おいしく出来上がりました。
四品目、繋がり。
ここでは、シンプルに蜂蜜煮を用意しました。ここで用意したリンゴも、朝に仕入れて来たものです。リンゴを手に取った感じもずっしりとしており、シャキシャキ、ジューシーなのが、手を通して伝わってきました。蜂蜜もローカルのもので、今回使用したのは、ブラックベリー/ラズベリーハニー。レモンの代わりにライムのスライスを入れて、煮込みました。
私にとって、蜂はとても大切な生き物となっています。今、農薬の問題で、蜂がどんどんいなくなっていると言われています。蜂がいるおかげで、受粉をしてくれて、お野菜、果物という実が出来上がるのです。アインシュタイン博士は、蜂がいなくなると、我々人間は4年しか生きれない、ということを残しています。蜂への感謝も込めて、本当に、私たちは生かされていると感じながら、作らせていただきました。
みんなの愛で作られたリンゴの蜂蜜煮、きれいなピンク色になりました。愛を象徴するバラの花びらも添えて。
Mamiさんからは、当日の動き方の紙をもらっていて、そこにも書いてはあったのですが、自分の目にはとまらず、最後にみんなから、ラブレターをいただき、サプライズとなりました💓
本当に特別な日となりました。
写真は、プロのカメラマン、佐々木 みのるさんに撮っていただきました。
愛いっぱいの空間と時間をありがとう💓💓💓
にほんブログ村
にほんブログ村





No comments:
Post a Comment